かすてら窯元 文旦堂

長崎ざぼん漬

長崎カステラと並ぶ二大銘菓の長崎ざぼん漬は
柑橘類の爽やかな香りとともに
口の中に広がる甘さとじんわりとしたほろ苦さ。

抹茶、焼酎、ウイスキーなどとの相性も抜群ですが
昨今の健康志向の高まりで、ビタミンCと食物繊維が豊富なザボン漬を
プレーンヨーグルトに合わせる食べ方も大変好評です。

ざぼん漬ができるまで

  1. ①自社栽培の島原産ざぼん収穫!皮が厚い時がざぼん漬に最適。→
  2. ②表皮をむきます。大きくて硬い皮をむくのは一苦労!→
  3. ③果皮をカットします。ざぼん漬に使うのは皮なんです!→
  4. ④天日干しします。水分が抜けて硬くなります。→
  5. ⑤砂糖炊き。時間をかけてあく抜きした後、砂糖でじっくり炊き込みます。→
  6. きれいなアメ色に炊き上がりました。<br>皮だったとは思えない透明感!→
  7. ⑥砂糖をまぶします。完成に近づいてきました。もうあと一息です!→
  8. ⑦乾燥させます。ざぼん漬作りの最後の工程。キラキラの砂糖が際立ちます。→
  9. 完成!外はシャリッと、中はゼリーのような、柔らかい羊羹のような舌触りの良い食感で、フルーティな風味が広がります。

食べ方色々

キリシタン珍菓 ざぼん漬

ざぼん漬

キリシタンにまつわる歴史を豊富にもつ島原半島では、三百数十年前からキリシタン渡来の菓子作りにその異色ぶりを発揮していました。
その中の菓子の一つが、今なお残るこのざぼん漬です。

白砂糖の輸入前は、島原産で製造していた関係上、現在のような風味も出ていませんでした。
明治9年から輸入白砂糖で製造するようになり、何十年もかけ幾度となく製造工程の改良を重ね、遂に今日のような名声高き珍菓ざぼん漬を作り出すまでに至ったのです。