「郷土の香りたべよ とだされその菓子に歴史のにおう旅の宿」 切支丹にからまる歴史伝説を豊富にもつ島原半島に三百数十年前から切支丹渡来の菓子製造に其の異色振りを発揮しておりますがこのざぼん漬もその中の一つでありまして白砂糖の輸入前は島原産を以って製造していました関係上現在のような風味も出ておりませんでした。然るに明治九年から輸入白砂糖を以って製造するようになり爾来幾十年もの苦心の結果遂に今日の如き名声高き珍菓ざぼん漬を算出するに至ったのであります。
高尚な御茶菓子として、又御土産として、ご愛用賜わん事をお願い申し上げます。